やっぱり手放すことに
どうしても減らせなかったバッグ。
よく考えてみた。
考えすぎて凹んだ。
バリバリ働いてたときはまだいいけれど、専業主婦の今の生活には分不相応なバッグを好んで集めていた。
本革の、それと分かるデザインのものを。
貯金を減らしてでも手に入れてしまった。
服や靴とのバランスはとても悪くて。
服はいつも同じようなのに、バッグだけ毎日違うものを持って。
アンバランスな自分が分かっていても、自分の職業的な価値が下がっていることを認めたくなくてバッグにしがみついていた。
今の私には近所の雑貨屋さんで数千円で手に入るような、軽くてかさばらない、汚れても平気なトートバッグが一番似合ってる。
仕事してた自分は今はいないんだ。
手放して、今の自分を、専業主婦の自分をもう少し認めてあげないと。
子供はいずれ巣立ってしまう。
まだ離れたくない。
それを選んだのは、自分。
焦らず、焦らず。